最新素材を作り出すキチンの抽出方法とは

最新素材として注目を集めている「キチンナノファイバー」。
こちらは存在としては知られていましたが、その成分特性からなかなか研究が進まなかったという過去を持っています。
しかし、近年ではその研究も進んでおり、ナノファイバーという極細の繊維にキチンを加工したキチンナノファイバーの研究が脚光を浴びているのです。

そもそも、キチンとは、さまざまな生物に含まれている物質です。
カニやエビの殻、イカの軟骨、さらにはキノコ類に昆虫の表皮、さらには菌類の細胞膜に至るまで、およそ年間で1,000億トンという想像も出来ない量が生物生産されているのです。
そのため、こちらはセルロースにも匹敵すると言われており、この研究が進むことによってさまざまな分野において発展が期待されています。

このキチンは主にカニ殻から豊富に取れることでも知られています。
カニ殻の主な構成要素はタンパク質、カルシウム、そしてキチンです。
この成分が1/3ずつ含まれているため、キチン以外を取り除かなければいけません。
まず、カルシウムを酸で溶かし、次にアルカリでタンパク質を除きます。
そうして出来たキチンをさらに100度から120度のアルカリで加熱することによって「キトサン」が生まれるのです。

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